ライ君
history 2023/7/29
- 年齢:
- ねこ活保護期間:
- 性別:
【ライ君】虹の橋を渡りました事ご報告いたします。
6月16日(金)に保健所の要請により迎えていました【ライ君】。7月29日(土)に亡くなりました。
保健所に収容された子で、ウイルス検査、予防接種、去勢はしていたもののと最初から最後まで治療はされておりませんでした。
ねこ活に来てから様子を見ていましたがこれは何かあると思うくらい体調が悪そうだったので病院へ行き色々な検査をして診断は感染症によるもので合わせて貧血と栄養失調と診断され輸液、コンベニアをしておりその後なるべく多くの食事、投薬を続けてきました。
治療の成果が現れたのか7月19日。丁度亡くなる10日前になるのですがその頃は下痢も止まり元気に動き、ご飯をねだる様子も見せました。
元気になって来たと安堵しきっと近い将来【ライ君】にもが新しい家族から手が上がるものと思いながらこの後のケアなどを考えていた矢先のこと。
少しずつまた食べなくなり27日に病院へ。
また更に検査をしてやはり感染症だろうと輸液、注射などをしてきましたが回復せず、次の日も輸液、注射をしてきました。
28日は【さんご君】が預かりボラさん宅にお世話になる日で【やまと君】もまたトライアル出発の日でした。
【さんご】【やまと】を連れて行きながら【ライ君】を病院へ。
夕方には迎えに行くので何でもやれることをやってください。とお願いしていきました。
予想より早くは迎えにいけたので病院に行くと色々検査をしてくれていたようで夕方まで粘って治療をしてくださるというのでまた夕方に迎えに行きました。
結果は感染症は感染症で間違いはないのだけど効果が表れないこと。そして胃のすぐ下の腸の入り口部分に何かが刺さっていたことが分かりました。前から刺さっていたのです。
その刺さっていたものがなにか悪い影響を及ぼしていたのかもわからない。
そしてもう大きなことは何もできず輸液しかできないということで、明日も朝イチからまたできる事をとお願いし【ライ】を連れて帰りましたが家についてからまもなく息を引き取りました。
きっと元気になって里親さんに繋げられると思っていた矢先のこと。
保健所から来たときも匂いが凄く下痢まみれにもなっていたのでシャンプーをねこパパがしてくれましたが洗っていて可愛そうだったというくらいの痩せ方。絡まり。そして骨。
だからたくさん食べさせてまた綺麗に洗おうねと話していたばかりでした。
【ライ】は家に帰ってから私とねこパパが見守る中、往きました。
土曜日夜に亡くなり、日曜日に火葬を予約し本日骨になってまた更に軽くなった【ライ】が帰ってきました。
火葬場には私とねこパパと【ライ】を想ってくれた人と3人。お別れをしました。
長く辛い猫生を送ってきた日々。
ねこ活に来て幸せな日々はわずかだったこと本当に悔しくてなりません。
虹の橋を渡って幸せに。なんて思えませんし、言えません。
息をして、楽しく遊んで、お腹いっぱい食べて安心して寝て。
生きているうちに幸せを当たり前に感じてもらいたかった。
死んだらそれでその子は終わりなのです。
【ライ】は7才~10才くらい。
生きていたその年月の間、元飼い主を始め保健所収容、そして最後ねこ活にくるまでたくさんの人を【ライ】はその目で見たはず。
「~」をしていたら。。の「~」がなかった。
誰かが手を差しのべて「~をしていたら」何か変わったはず。
誰かが【ライ】の為に通りすぎず、誰もがただの通過点にならなければ何か違う月末になったはず。
悔しくてなりません。
いつか「誰か」ではなく「ご自身」が自分事として考えて行動して「~をしていたら」と後からならないように「~をしてあげた」「~ができた」と命を繋ぐような道をこのような子達に準備してあげられるように愛を持って責任感を持って行動できる人達で溢れるような未来になって欲しいと思います。
【ライ】を心配してくださりおやつ、フード等の物資、ご支援、ご寄付をしてくださった皆様。
そして気にかけてくださった皆様。
ありがとうございました。