小夏
history 2022/10/29
- 年齢: 不詳
- ねこ活保護期間: 2022年10月7日~16日
- 性別: ♀
エイズ発症のまま保護。 腎不全発症により尿毒症の為虹の橋を渡りました。
小夏という名前は保健所での愛称でした。
地域で餌をもらっていたようで道端でうずくまっていたのをみた住民が、可哀想だからと保健所に持ち込みしたと話を聞きました。
具合が悪そうであれば保護して病院に連れていくのが善意の行動ですが、腹を痛めたくなかったのか保健所に収容したこと理解ができません。
保健所では検査は出来ませんので、治療ももちろんできません。
治療をするためには、誰かが引き出さなければなりません。
このままでは。。と保健所から連絡が来て引き出しました。
引きだしたその足で病院へ行き検査をしたところエイズを発症し、腎不全は末期で尿毒症の数値も計れないほど悪いものでした。
口からは血を、鼻からは膿のような鼻水。ここまでくると抗生剤と輸液くらいしかできません。
それから毎日輸液をしましたが、日に日に歩けなくなり水すらも飲めなくなりました。
そしてシェルターに来て12日目の朝に、虹の橋をわたりました。
餌をやっていた人が、地域の人が新しい飼い主を探したり、病院に連れていったりしていれば長く生きれたかもしれません。
外で過ごす猫が過酷な毎日を送る事は、子供でも分かります。
何故、保護して病院に連れていかず保健所に収容したのか。怒りと憤りを感じます。
このような子を増やさない為にも、他人事ではなく自分ごとと思って行動することが人として、大人として当たり前であるのではないかと考えます。
小夏、人間の不道理な犠牲にあった猫でした。
イエネコとして過ごせたのは12日間。可哀想な子でした。
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